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October 15, 2005

花粉症のくすり

花粉症とアレルギーの薬について(partⅡ)

Q.具体的にはどんなお薬がありますか?

A.まず、内服薬ですが、ラマトロバンというお薬は、TXA2受容体拮抗薬と呼ばれる分類に属しており、症状の改善には約4~8週間かかりますが鼻づまりに対する効果が高いと言われています。
トシル酸スプラタストはTh2サイトカイン阻害薬で4~6週間で効果を発現します。
プランルカスト水和物という薬剤は、LT拮抗薬と呼ばれ鼻の粘膜の腫れを抑える効果に優れており、服用後1週間ぐらいで効果が現れると考えられています。
ケミカルメディエーター遊離抑制薬(酸性抗アレルギー薬)という分類のお薬は肥満細胞に作用してくしゃみ・鼻水・鼻づまりに効果があり、アレルギーの薬に特徴的な眠気や口渇の副作用も少ないのですが、効果発現に1~2週間かかるといわれています。クロモグリク酸ナトリウム、トラニラスト、アンレキサノクス、ペミロラストカリウムなどのお薬があります。妊婦または妊娠の可能性のある方では服用できないものや、副作用として残尿感や血尿などの膀胱炎様症状が発生するものもあります。
抗ヒスタミン薬(塩基性抗アレルギー薬)は主にくしゃみや鼻水に効果があり、効果の発現も早いのですが、持続時間が短く眠気などの副作用があらわれやすいというデメリットがあります。最近は、効果が持続し眠気などの副作用を抑えた新しい治療薬も発売されています。具体的には塩酸エピナスチン、塩酸オロパタジン、塩酸セチジリン、塩酸フェキソフェナジン、フマル酸ケトチフェン、フマル酸エメスタジン、エバスチン、オキサトミド、メキタジン、ロラタジンなどの薬剤があります。これらは他の薬剤や飲食物との飲み合わせが好ましくないものがあります。アルコールや向精神薬、抗生物質の中でマクロライド系と呼ばれるもののうちエリスロマイシンなど一部の薬剤やH2ブロッカーといわれている胃酸を抑える働きのあるシメチジンというお薬との併用が好ましくないものもあります。詳しくは、医師や薬剤師にお尋ねください。

Q.では、目薬や点鼻薬にはどのようなものがありますか?

鼻閉(鼻づまり)に対して塩酸トラマゾリン、硫酸ナファゾリンなどの点鼻用の血管収縮薬を使うことがあります。但し連用すると鼻粘膜の腫脹(腫れ)を悪化させる場合があるので、症状が強い時の短期間の使用にとどめます。また、鼻の粘膜の炎症を抑えるために、プロピオン酸ベクロメタゾンやプロピオン酸フルチカゾンなどの点鼻のステロイド薬も使われています。
また、先程お話した抗ヒスタミン作用やケミカルメディエーター遊離抑制作用を持つものも使われます。1日4回(朝、昼、夕、寝る前)使うタイプの薬剤や、1日に2回使用するものなどこれもお薬の種類によって異なります。外用薬だからといってむやみに使用するのは非常に危険です。例えば点眼剤の中には、保存剤である塩化ベンザルコニウムという物質を含むことによりソフトコンタクトレンズを装着したまま使用するのが好ましくないものもありますし、一般に点鼻薬は事前によく鼻をかんでから使用しなければ患部にあまり到達せず効果が期待できません。医薬品は用法、用量を守り医師や薬剤師の指示に従って正しく使用しましょう。

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