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October 15, 2005

パーキンソン病のくすり

パーキンソン病のお薬について(PART Ⅰ)

Q.パーキンソン病とはどのような病気なのでしょうか?

A.パーキンソン病は、高齢者に多くみられる疾患です。特徴的な症状としては、筋固縮(筋肉が硬くこわばる) 振戦(手が細かくふるえる) 無動(無表情 動作がゆっくりとなる 前かがみになってつまずいたり転びやすくなったりする)などがみられます。脳の神経のひとつである錐体外路系とよばれる部分に異常が生じることで発症します。この錐体外路系は筋肉の運動をつかさどっており、異常が生じると運動障害があらわれます。 ただし、根本的な原因がはっきりわかっていない疾患で、脳内の大脳基底核黒質線条体系のドパミン神経が変性することによって発症するといわれています。脳の神経を伝達する物質の中にドパミンという物質があり、それがシナプスという神経回路を通じて脳からの指令を組織に伝えることによって筋肉を動かす働きが行われると考えられているのですが、パーキンソン病の方の場合にはこのドパミンが少なくなって先程お話したような症状が現れてきます。

Q.治療に使われるお薬にはどのようなものがありますか?

A.脳内のドパミンという物質が不足していることに起因している疾患なので、基本的には、ドパミンを補うことで治療を行います。また、薬剤による治療とともに、筋肉が固縮するのを少しでも防ぐためにリハビリテーションを行うことも、非常に重要です。これによって、個人差はありますがかなり日常生活のレベルを保つことが可能です。(少し話は変わりますが)医師による治療方針を基本として、看護師による看護は勿論のことですが、薬の服用や管理は薬剤師に任せ、リハビリに関することは理学療法士や作業療法士などの専門職の指導や訓練を受けるというのはとても大切なことです。

Q.では、薬を服用する際に、どのような工夫がありますか?

A.パーキンソン病の治療薬を服用されている方は、(これはこの病気に限ったことではないのですが)数種類を併用する場合があり、また一日に数回飲まなければならないことが多いので、一度に内服薬の包装から錠剤やカプセルを出す作業を何度も行わなければなりません。ところが、特に手のふるえがおこっている際に、これは非常に難しくてお薬を飲むのを離脱して(止めて)しまう方が多いのです。そこで、一回分のお薬を予め包装から出してひとつの袋にまとめてお渡しすることがあります。(これを一包化と言います)ただし、薬剤によっては、光に当たると変質してしまうものや、吸湿性が高く湿気を避けて保存しなければならないもの、それから、散剤や顆粒剤などの粉薬でほかの薬と混ぜると色が変わってしまったり、効果が落ちてしまったりするものもあります。これらは専門家である薬剤師が組み合わせを考えて調剤いたしますので、薬局でお薬をお渡しする時にお時間をいただくこともありますが、安全かつ治療効果をあげるためには、必要不可欠なことですから皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

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