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October 15, 2005

痛風と高尿酸血症のくすり

痛風・高尿酸血症のお薬について

Q.まず痛風という病気について教えてください。

A.痛風という病気は主に血中の尿酸値が高くなって体内にプリン体と呼ばれる物質が多くなると発症します。プリン体と呼ばれる物質を多く含む食物の過剰摂取(沢山とり過ぎること)によってリスクが高くなります。プリン体を多く含む食品にはビールや牛肉などいろいろとありますがこれらは皆さんが持っておられる昔の痛風の贅沢病というイメージから想像されるものだけではなく、日本人の食生活が大きく変化している現在では誰もがかかりうる病気だと考えられます。

Q.どのような症状が出るのでしょうか?

A.無症状のことも多いですが、痛風発作が起こると指の関節が腫れて激しい痛みが起こります。また症状が無いからといって放っておくと腎障害や心臓障害、脳血管障害につながることもあるので早めに医療機関を受診されることをお勧めします。

Q.では具体的にはどのようなお薬が使われるのでしょうか?

A.まず発作治療に使われるものついてですが、発作の予防を目的として使われるコルヒチンというお薬があります。発作予防にはよく効く薬なのですが、長期に使用すると副作用が起こり易く、妊婦の方は勿論使用出来ないのですが、男性もこのお薬を服用中に相手の女性が妊娠してしまうと先天異常の出生の可能性もあるので、医師や薬剤師に伝えておいて下さい。

Q.他にはどんなお薬がありますか?

A.尿酸排泄薬と呼ばれるお薬があります。これは体内(体の中)にある尿酸を体外(体の外)に出す働きがあります。ベンズブロマロン、プロベネシド、スルフィンピラゾンといった薬剤がありますが、尿路結石のある方は服用されない方が良いと考えられていますのでその旨を医師にお伝え下さい。また服用開始から半年以内に劇症肝炎などの重篤な副作用が起こる可能性も報告されていますので、倦怠感や発熱、腹痛、食欲不振などの症状があらわれた場合には直ちに服用を中止して、医療機関を受診して下さい。
Q.その他にも使われるお薬はありますか?

A.尿酸生成阻害薬と呼ばれているお薬です。アロプリノールという薬剤は体内でつくられる尿酸の合成(が作られるの)を阻害して血中・尿中の尿酸値を低下させる働きがあります。飲み合わせが良くないものとして、血液を固まりにくくするワルファリンカリウムというお薬を服用中の方、喘息に使われるキサンチン系のテオフィリンというお薬を服用中の方など(他にも色々ありますが)は必ず医師や薬剤師にその旨お伝え下さい。
 それから酸性の尿をアルカリ性にして尿酸値をコントロールするクエン酸カリウム・クエン酸ナトリウムという薬もあります。このお薬は飲み合わせの良くないお薬や、重大な副作用も比較的少ないのですが、尿がアルカリ化し過ぎると尿路結石の原因になることもあるので、医師や薬剤師の指示を守って正しく服用して下さい。

A.また痛みを和らげるのによく使われるお薬に非ステロイド性の抗炎症薬があります。皆さんがよく痛み止めと言われているお薬です。インドメタシンやアスピリンといった痛みや炎症、発熱などを抑える為によく使われるお薬です。副作用としては主に胃腸障害があらわれます。これらのお薬もよく使われていますが、ノルフロキサシンやオフロキサシンなどのキノロン系抗菌剤を服用されている方や、糖尿病のスルホニル尿素系の薬を飲まれている方では飲み合わせが好ましくない物もあります。また胃潰瘍や十二指腸潰瘍の既往症がある方は服用しないほうが良い場合もありますので、医師や薬剤師にご相談下さい。


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